福建労は建設業で働く人の「かけこみ寺」として、賃金・単価引上げ、労働条件を改善し、生活と権利を守るために、お互いに協力し合ってたくさんの要求を実現してきました。

そして、今では1万5,000人の仲間が結集する九州最大の建設労働者職人の組合に成長しました。


福建労大牟田支部の結成は1965年(昭和40年)3月に、10年前に創立された福建労の本部の指導を受けて、大牟田地区の建設職人・労働者にも健康保険と労災保険の適用をと、結成総会に13人の先輩たちが集まって結成されました。

2025年に60周年を迎え、これからも「仕事と暮らし」「いのちと健康」を守る運動を強め、建設労働者の処遇改善・向上に取り組んでいきます。


青年部では次代を担う若い組合員が集まり、技能向上の取り組みや建設職人の暮らしを守る運動、スポーツ交流会などのレクレーション活動を行い、繋がり作りを広げています。また他業種の青年労働者との交流や平和学習などを行っています。


女性の会は、組合員の家族(女性)と女性組合員が集まり、子育て、仕事の悩みなどを共有し、支え合える仲間とのネットワークを広げます。小物作り教室などの楽しい行事や学習、平和を守る運動などに取り組んでいます。


シニア友の会は、諸先輩の培ってきた技術・技能を継承し、後輩指導と地域での要求行動に関わりをもつ集団として結成しました。ベテラン組合員同士の親睦・交流を行って生き生きとした組合活動をすすめ、高齢者が住みやすい社会をめざして取り組んでいます。


住宅デーとは、地域の皆さんに私たちの仕事や技能を知ってもらう日。住まいに関する「無料住宅相談・診断」や職人の技を活かした「包丁研ぎ」「まな板削り」のボランティア活動、子どもなどを対象に「木工教室」や「職人体験」を実施しています。


福建労ではアスベストの被害は労働災害だとして、労災認定と健康管理手帳の取得に取り組み、認定させてきました。国は危険な鉱物であると知りながら規制せず、使わせ続けてきた国と製造企業に対して「あやまれ・つぐなえ・なくせアスベスト」のスローガンの下、全国の仲間とともに国賠訴訟や署名活動などに取り組んでいます。

アスベストとは…アスベスト(石綿)は鉱物で、安価な上に耐熱・耐火性が抜群に高く、材料に混ぜると耐久性も増すため、非常に多くの建材に使われました。一方、アスベストを吹き付けたり、建材を切断・加工する際に、飛散した粉じんを吸い込むと、長い時をへて(10年~40年)肺がんや中皮腫などの重い病気を発症します。


福建労では、労働者の権利を守る活動の一環として、平和な社会の実現を目指しています。原水爆禁止世界大会への参加や国民平和大行進への協力、そして憲法を守る活動などを通じて、平和と民主主義を守る取り組みを行っています。


福建労では、子どもたちの安心安全の学校環境を守るために、地域の人たちと一緒に学校や公共施設を視察し、環境改善につなげるため「学校ウォッチング」を行っています。